今後の製薬会社に求められる事

薬がどんどん高くなっている

今後の製薬会社に求められる事は薬代の引き下げと、さらなる開発力という事になるかもしれません。
まず薬代がどんどんと高くなっていることが大きな社会問題ともなっています。
これは人の命に関わるところだけにさまざまな業界が絡んで問題を複雑化しているところがあります。

普通のモノの値段は需給によって決まります。
そのため、高額になれば需要が減るので高額になり過ぎないという歯止めを利かすことが出来るわけですが、薬代に関してはこの機能が働きません。

薬代は単に需給で決まるわけではなく政府も絡んで、保険の機構なども絡んで、さまざまな業界が絡んで最終的には決まります。
そのため、とんでもない価格になってもどうしようもないわけです。

最近ではがんの治療薬が数千万円もするということでニュースともなったことがあります。
通常はこのような薬代になると開発する意味が無くなるので、開発もしないしそんな値段になるようなモノ自体を作らないわけですが、保険というものがありこれが適用されるとなると、利用者負担は三分の一になり、手が届かないものではなくなるということで、開発することにも意味があるようになるわけです。

製薬会社としては、儲かるのであれば、どんな薬でも開発しますし政府は救える命があるのであればということで、それを認めるような考えを持つ人も出てくるわけです。
ですがこれが保険の対象となると、今度はあっという間に保険のお金が無くなるので、保険料を上げなければ対応できない、若しくは保険の対象を減らすような事をしなければならないというような事になっていくのです。
こうなると、もうどこがどうすれば良いのか分からなくなるということになってしまいます。

製薬会社の考え方と政府の考え方の相違

こうした事になるのは、一つには製薬会社の考え方と政府の考え方が一致していないという事があるのでしょう。
基本的に製薬会社は利益が出るのであれば、どんなことでもします。
何故ならそれが会社の本質だからです。

製薬会社は薬というものを作っているので医療をしているようにも思われますが、基本的な本質は利益を上げることです。
たまたま扱っている商品が医療関係の薬だったと考えると分かりやすいでしょう。

薬は当然一つの商品ですから、これが高く売れる事に全力を注ぎます。
それが医療関係のモノだったとしても関係ありません。
要は収益が多く上がればそれで良いのです。

一方で政府は人の命を扱う医療の薬は商品ではなく人の命を救うものという考えがあります。
値段などどうでもよくて、命が救えるのであれば必要、救えないものは要らないという考えになります。

となれば、値段はどんなに高くても価値のあるモノは作れという判断になっていきます。
こうなると両者の考えは一致するわけですから、青天井で値段は上がっていくことになります。
薬に限らず医療関係のモノが高くなるのはこうした官民一体となった考え方があるからです。

保険料の値上げと税金での穴埋め

後は保険で何とかしようという段階になるわけですがこの段階でようやくお金が無い人の命は救えないということに気づくことになります。
ですが、この段階では既にどうしようもない状態ですから、後は適当にお茶を濁して終わりという結末が待っているのがほとんどです。

元々解決策があるわけではなく、どこも合意をしたものでもないわけですから、このような結論になるのは当然なのですが、これで国民負担に変わっていくことになります。

方法は二つしかなく、保険料の値上げと税金により穴埋めしかありません。
両社とも国民からお金を取って負担をするわけで、方法は違いますが、別に最終的に行くところは同じです。

何しろ最初から最後まで問題を後回しにして来ているわけですから、結論が出るわけはないのです。
結論が出ないと当然お金が無くなるわけですから、それは国民に押し付けるしかない訳です。

そして、もう一つの大きな問題が開発力の強化です。
これは多くの人が期待していることでしょう。

これまで治らなかった病気が治るということになれば、誰もが大喜びするのは必然です。
ただ、これにも多大なお金と時間が必要になるので、どこまでするのかという事は大変重要な課題ともなります。

これは、ある意味では国家の存亡に関わるところがあるので、ここでも国が関わってくることにもなります。
医療関係で国の存亡というと大袈裟だと思うかもしれませんが、実はそうではありません。

極端な話をすると、ある国だけ凄い薬が開発されて、ほとんど病気にならないとすれば、その国の国力がとんでもなく上がることは予想できるでしょう。
経済力も軍事力もとんでもなくアップすることになります。

ですから、国は医療というのは単なる福祉政策ではなく、経済政策でもあり、軍事政策でもあると考えています。
それぐらいに大切なことなので、その開発を担う製薬会社は民間企業でもありながら大きな責任を持たされているということにもなっているわけです。

 

こちらの記事もよく読まれています

島田製薬 / Q10ホワイトクリーム商品情報 −@cosme(アットコスメ)−